ホーム > 読書 > 『小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読みました。

『小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読みました。

小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読みました。

クラシック音楽はたまにバッハとかショパンとかの超有名どころくらいしか聞かないのでど素人なワタクシですが、そんな自分でもこれは大変面白く、興味深く読むことが出来ました。

そもそも、そういう人が楽しめるものにしたいと対談の中でも小澤さんが言っていて、見事にそのとおりになってます。

とはいえ、素人の自分でもインタビュアーである村上さんが相当詳しくて普段から(そして以前から長いこと)クラシック音楽に親しんでいることがよく分かります。(村上さん自身は自分のことを素人だとよく言ってるんだけど)

クラシック音楽というと、演奏者だけでなく関わる人達はなんかみんな「堅苦しい」というか、フォーマルなイメージがずっとあったんだけど(冷静にかんがえればただの偏見でしかないんだけど)これを読むとそんなことは全然なくて(当たり前ですね、おなじ人間なんだし)たとえばこれも超有名なカラヤンっていう人とか(小澤さんの先生)、バーンスタインっていう人とか、その他にもたくさん、とても人間味、人間臭さがある(これも当たり前ですね、人間なんだから)魅力的な人たちの様子がちょっとでも垣間見ることができて、それだけでもかなり面白かったです。

クラシック音楽、オーケストラについてのことももちろん豊富に小澤さんの経験、体験から語られていて、これらを引き出す村上さんのインタビュアーとしての力量、センスも素晴らしいです。合間に飲食をするシーンが何度か入ってくるんですが、このタイミングがまた絶妙で、例えば

小澤「マーラーを演奏したオーケストラとしては、僕らはわりに最初の方だったです。(果物を食べる)うん、これはおいしいね。マンゴ?」

村上「パパイヤです」

とかね。(ここ大好き)

他によく話にでてくる人に、ピアニストのグレン・グールドさんがいるんですが(この方も超有名ですね。変人っていうことでも)この本を読んだ勢いで(すぐ感化されるのです)彼のCDと、あとベートーベンの『大公トリオ』を購入してしまいましたが、実際にこれらを聴くと、やっぱり眠くなりますね。あんまり自分には、、まだ合わないっていうか、受け皿がまだ出来てないのかなぁ。(大公トリオは、これまた村上さんの作品のひとつ『海辺のカフカ』にでてきて、小説を読むぶんにはとても「聴いてみたい」と思わせるものです)

続けて小澤さんの『ボクの音楽武者修行』という本もとっても読みたくなりました。


ホーム > 読書 > 『小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読みました。

検索

ページの上部に戻る